マテリアル事業部 セメント部
マネージャー

杉村耕一郎

Profile

愛知県の大学を卒業後、飲食チェーンの店長、大手シネマコンプレックスのマネージャー、冠婚葬祭業の営業所長などを経て、2018年に瓶由入社。2020年よりセメント部マネージャーとして、部内の“働きやすさ”を推進している。

業界未経験の自分にも

「居場所がある」と思えた。

私たちセメント部の業務は、セメント商品の販売です。中でも取り扱いが多いのは、セメント系固化材と呼ばれる地盤を固めるための資材。地盤改良の専門業者様からのご注文に合わせてタイムリーかつスムーズに商品をお届けするため、メーカー様や運送会社様と協力しながら日々のサービス向上に努めています。

私が瓶由に入社したのは42歳の時。ちょうどマイホームを建て、もうすぐ子どもが生まれるというタイミングだったこともあり、転勤がなく安定した環境で働ける環境を求めての転職でした。しかし、建設業界はまったくの未経験。セメントと生コンの違いすら知らないまま入社し、業界の仕組みや働き方をゼロから先輩に教わりながらのスタートでした。
自社の取り扱う商品の説明もうまくできずに落ち込むこともありましたが、幸いにも入社1ヶ月後に新規のお客様から受注をいただき、その後も順調に声をかけていただけるように。この経験が「自分にも居場所があるかもしれない」と思えるきっかけになりました。

もうひとつ、今でも思い出すのは、面接で初めて本社を訪れた時のこと。壁に掲げられた社訓の一項目に《商品は買う人の身になって売ること》とありました。
人と接するのが好きで、これまで様々な仕事をしてきましたが、営業職をしていた頃に「自分は買う人の身になってモノを売れているのだろうか」と悩んだことがあったので、この社訓を見た時に「ここなら自分らしく働けるかも!」と思いました。そういった気持ちを忘れず、今後もキャリアを重ねていきたいと思います。

Q 一番のやりがいはなんですか?

やはり、新規のお客様から受注をいただいた時は「会社に貢献できた」という実感を持つことができます。瓶由は120年近い歴史を持つ会社ですが、新しいことを提案できる環境も整っています。私が入社した当時は、私のように業界未経験・40代で中途採用されたケースは過去にないと聞いていましたが、今では業界未経験・40代以上で入社した社員も5名に増えています。これも時代とともに変わることを躊躇しない社風の表れだと思うんです。その期待に応えたいという気持ちが大きなモチベーションになっています。

Q 入社前とのギャップはありますか?

正直なところ、入社当初はアナログ的な業務の多さに戸惑いました。発注書なども手書きでしたが、今では改善されています。また、もちろんお客様のところに直接足を運ぶ集金も大切ですが、営業としては新規開拓のための時間もしっかり確保したい。その旨を上司に伝え、ここ数年は口座振込への変更をお客様にお願いしています。加えて業務の効率化を図るため、社員へのPCの普及も提案しました。この業界の「当たり前」とされていることを一つ一つ改善していけることが、主体的に働く原動力になると思います。

Q 瓶由は自分にとって
どんな存在ですか?

岐阜県内の建設業界において、瓶由のブランド力はとても大きなものです。最初は何も知らずにこの業界に飛び込みましたが、キャリアを重ねるたびに“瓶由”の名前を背負って仕事をすることの重みと誇りを感じています。だからこそ、今後は岐阜県外にも瓶由の名を広めていきたい。そのために新規開拓を進めながら、いずれはマテリアル事業部の事業部長として活躍できるよう、できることを少しずつ積み重ねていきたいと思います。

Q これからの仲間に一言

“素直であること”と、“お客様を尊重すること”。この2つさえ忘れなければ業界未経験でも大丈夫ですし、これまであなたが身につけたスキルも必ずどこかで活かせると思います。私の場合、以前の職場で身につけたマネジメント力が大いに役立っています。また、先述のように瓶由は長い歴史を持つ会社ですが、新しい提案も積極的に採用してくれる風通しの良さも大きな魅力です。安心してエントリーしてください。

1日の流れ

08:20

朝礼

8時30分の始業の前に、企業理念と社訓を唱えることから瓶由の1日は始まります。しかし多くのプラントは7時台に稼働を開始するため、セメント部は始業前にお客様から電話をいただくことも少なくありません。

09:00

現場への納入の確認

建設業は、朝が一番忙しいものです。始業時間の8時30分前後に忙しさの最初のピークが訪れます。自分の担当する現場に商品がしっかりと納入されたかどうかを電話で確認した後、デスクで1日のタスクを確認します。

09:30

営業活動に出発

日によって多少は前後しますが、9時30分頃までには営業に出かけるつもりで行動しています。担当現場の責任者やオペレーターに声を掛け、改善できる点がないかどうかを常にヒアリングするようにしています。

12:00

ランチ

ランチは社員によってまちまちですが、私の場合は移動中に車内で済ませることがほとんどです。「お昼ぐらいゆっくり食べたら?」と言われることもありますが、定時に退社するための自分なりの時短策です。

15:00

岐阜宇部生コンクリート株式会社へ

本社に戻る前に、グループ会社の岐阜宇部生コンクリート株式会社に立ち寄り、納品確認や、明日出荷するセメントのチェックを行います。実際に自分の目で見て確認することでミスを防いでいます。

17:30

退社

各種書面作成が順調に終われば、セメント部は17時30分の定時で退社することができます。繁忙期には18時や19時まで残業することもありますが、基本的に“朝早く、夜も早い”ことがこの業界の良いところです。

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